乗務員さんにインタビュー!

新人さんやベテランさん、最近増えてきた女性乗務員さんなどなど・・・
さまざまな方にインタビューしてみました。
あまり知られていない、タクシー乗務員の実態とは・・・?

荏原交通株式会社 山口 悦一郎さん
50代

「安全確実に、でも迅速に」そして「お客様がどうして欲しいのか」ということをいつも考えながら乗務しています。

山口 悦一郎さん(52歳)

荏原交通株式会社

乗務員歴 約2年半

取材日:2016年2月

タクシー乗務員になったきっかけは?
前職はガソリンスタンドで働いていましたが、時間的な余裕が欲しくて転職を検討しました。タクシー乗務員は24時間働く、というイメージでいましたが、実際は十数時間の勤務です。前の仕事もそのくらい働くことがあったので、それに比べれば月間トータルの勤務時間としては全然短いと思いました。また、平日に休みをとれるというのも大きいな、と思いました。
入社前と後でイメージの変化はありましたか?
自分のペースで仕事ができるのが楽だな、とイメージしていたのですが、それは予想どおりでした。
でも、思っている通りにいかない部分もあります。「簡単に稼げる」とTVなどで言っていますが、そこまでなかなかいかないです。ただ、色々勉強しながら、自分で研究していたところ、少し見えてきた感じはします。石の上にも3年じゃないですが、そのくらいやると伸びるのかな、と思います。
休みの日はどのように過ごしていますか?
仕事が終わって朝帰って、昼くらいまで睡眠をとります。翌日も休みという日は、それからドライブに出かけたり、ジョギングに出かけたりします。
平日はランチが安いので、そういうのに行けるのがいいですね。混んでないのでゆっくり遊べるのもいいです。休みの取り方としては、3~4日連休が取れたりするので、そういう時はどこかに泊まりに行ったりします。
それでも仕事の日は十数時間続けての乗務なので、疲れますよね?
自分は、ちょこちょこ休んで長時間乗務するのは疲れるので、前半まとめて働き、休憩をまとめてとって後半、という二部制みたいな働き方にしています。
安全確認など神経を使う仕事なので、肩こり、腰痛もありますが、こうやって自分で工夫しているので、長時間勤務という感じはないです。そこは皆さん、いろいろやり方があります。
タクシー乗務員さんに向いている方ってどんな方だと思いますか?
もちろん、車の運転が好きでなければ長い時間運転する仕事なので無理でしょうし、あとは人と話すことが好きな方は大事だとは思います。接客業でもあるので、お客様との会話も大事です。ただ、絶対会話をするわけでもなくて、最近は乗ってすぐにスマホを見る方も多く、そういった場合は話しかけないほうが良いですし…そういった気配りができる部分も必要だと思います。
コンシェルジュ的なイメージです。お客様が何をして欲しいのか、というのをこちらも感じとらないといけませんので。そういう部分では、ただ運転すればよい、というものではないので、大変だと思いますよ。
昔のイメージでは「タクシーの運ちゃん」みたいな感じでしたけど、それとは違って、もっとクリエイティブな仕事になっていくのではないかと思います。
乗務員を目指す方へメッセージをお願いします。
思っているより、やりがいがある仕事です。特に若い人に一回チャレンジしてみてほしいと思います。 自分なんかも若い頃は「タクシーの運転手は・・・」っていうのがあったのですが、やってみると、本当の実力主義で、やったらやっただけ給料として還ってくるので、やりがいがあると思います。
その日の仕事内容も振り返ったり、勉強もすごいします。そういうことをしないと数字も上がってこないので。でも、やっぱりそういう努力が報われる部分はすごくいいんじゃないかな、と思います。
自分の場合、いろいろやってきた経験もプラスされているとは思いますが、未経験でもいろいろなことを経験できる仕事なんじゃないかな、と思います。
だからチャレンジして欲しいです。甘くはないですけどね。
ありがとうございました!

編集後記

エースドライバーとして活躍する山口さん。
「楽しくなければ仕事じゃない」がモットーだそうで、お話を伺いながらも楽しそうな雰囲気が伝わってきました。

取材協力

荏原交通株式会社

〒142-0063 東京都品川区荏原6-12-12

TEL:03-3783-5116 / FAX:03-3783-5118

HP:http://www.ebarakotsu.com/

※掲載内容は取材当時のものです。

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