タクシー乗務員の一日

24時間、休まず働いているイメージがありますが、果たして真実は・・・?
代表的な一日のスケジュールをご紹介します。

まずは知っておきたい、3つの勤務体系

タクシーの乗務員には、主に「隔勤(かっきん)」「日勤(にっきん)」「定時制」の3つの勤務体系があるんです。

隔勤(かっきん) ~2日分まとめて働く!~
「隔日勤務」の略で、「丸一日働き、翌日はお休み」という、タクシーでは最も多い勤務体系です。
一般的な会社員が1日8時間ほど働くのに対して、タクシー乗務員は1回の乗務で倍の時間を働きます。
2日間のスケジュールを比べてみると、こんな感じになります。月に11~13回出勤します。

日勤(にっきん) ~一般的な会社員と同じ~
一般的な会社員と同様に、1乗務8時間ほど勤務する体系です。
主に、朝から夕方まで乗務する「昼勤務」と、夕方から朝方まで乗務する「夜勤務」があります。
それぞれのスケジュールはこんな感じです。月に22~24回出勤します。

定時制 ~空いた時間に働く~
パート、アルバイトという形での勤務です。隔勤で月に8回以下、日勤で16回以下の勤務となります。
年金をもらいながらこの定時制で働くという人が多いようです。

隔日勤務 月間スケジュール例

隔日勤務の乗務員さんの月間スケジュールの一例をご紹介します。

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普段の勤務明け休みの日(業界用語では「明け番」といいます)はのんびりしっかり体を休め、明け番と丸一日お休みの日(「公休」といいます)が連続する日にお出かけする人が多いようです。
4連休も取れたりするので、旅行に行く方も多いそうです。
また、基本的にシフト制のため、休みも希望どおりに取れる会社が多いようです。
メリハリのある働き方、という印象ですね。

タクシー乗務員さんの一日に密着

タクシー乗務員さんは、どのような一日を過ごしているのでしょうか?
走りながらお客様を探す「流し営業」中心の乗務員さんとタクシー乗り場でお客様を待つ「付け待ち」中心の乗務員さんの一日をそれぞれ取材しました。