長崎観光の定番！グラバー園で異国情緒を感じよう。

長崎市は年間で一世帯あたりが利用するタクシー代が日本一の地域なんですよ。
勾配の急な坂道が多いうえ、道も細く大型バスや、路面電車が通れないといった交通事情が影響しているのではないかと言われています。
 
まずは、タクシーでグラバー園に向かいましょう。

グラバー園のある南山手、東山手は江戸時代後期から明治中期にかけて外国人居留地でした。そのため、当時ではとてもめずらしかった洋風建築の建物が多くあり、外国人居留地が廃止された後も異国の雰囲気が残った地域です。
昭和になり、当時の洋館を保存するべく市内にあったさまざまな洋館を移築復元し、現在の「グラバー園」が誕生しました。
その中で旧グラバー住宅、旧オルト住宅 、旧リンガー住宅は「国指定重要文化財」となっています。
 
園内では当時のレトロな衣裳を着て写真撮影もできます。天気が良ければ衣裳を着たまま、園内を散策することもできますよ。
また、園内には「ハート型の敷石」が2箇所、埋め込まれています。このハートストーンに触れると、幸せが舞い込むかもと言われています。ぜひ、探してみてください。
 
4月～12月にはガーデンカフェでちょっと一息入れることもできます。緑に囲まれた空間で癒しのひと時を堪能するのも良いですね。
 
さて、グラバー園で異国の雰囲気をたっぷり堪能したら、次は隣接している「大浦天主堂」に向かいましょう。

神聖な雰囲気が漂う、日本で唯一の国宝建築の教会

グラバー園から大浦天主堂までは歩いて5分程度です。
 
大浦天主堂は日本最古のカトリック教会堂です。
日本がまだ鎖国していた頃、禁教令でキリスト教を信仰することが許されませんでした。
しかしペリー来航により、日本は開国し禁教令も緩和され、1864年にフランス人のプチジャン神父によって大浦天主堂が建てられました。
 
大浦天主堂は、 かつて豊臣秀吉の命によって26名のカトリック信者が長崎で処刑され、殉教した26聖人へ捧げる教会のため、正式には 「日本二十六聖殉教者堂」と呼ばれています。そのため、大浦天主堂は処刑が行われた「西坂の丘」に向けられ建てられました。
歴史が刻まれた場所なので、教会内はとても静かで神聖な雰囲気です。
聖堂内にあるステンドグラスは100年前に作られた物もあり、その鮮やかな色彩と陰影のコントラストに魅了されます。
澄んだ空気と清らかな木立の中で、心を清めてみてはいかがですか？
 
大浦天主堂を出ると、周辺にはお土産屋さんもたくさんあるので、ショッピングを楽しむ事もできます。

うまく、めがねに見えるかな？カップルに人気の眼鏡橋。

さあ、次は長崎の歴史から離れて、タクシーで眼鏡橋のある中島川へ向かいます。
 
眼鏡橋とは、その名の通り橋のアーチが川に映ると眼鏡のように見えるところから、その名が付けられました。
眼鏡橋という名称の橋は全国にたくさんありますが、長崎の眼鏡橋は日本でもっとも古い石造りのアーチ橋なんですよ。
 
この眼鏡橋がかけられている中島川周辺は、散策するのにぴったりです。川辺で鯉を見たり、街中を眺めるだけでも楽しいですよ。
 
眼鏡橋の堤防には20個前後のハートストーンが隠れているので若い女性や、カップルに人気のスポットです。
また、橋の上から、橋の鼻あての部分（中央）にコインを投げ、川に落ちなければ願いが叶うとか・・・ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

絶品グルメをお腹いっぱい堪能しよう。

夕食の時間が近づいてきたので長崎新地中華街で食事にしましょう。
長崎新地中華街にはタクシーで行きます。
 
長崎新地中華街は江戸時代、貿易に使用する倉庫を建てるため作られた埋立地です。
現在は、中華料理屋・雑貨店などを中心に約40ものお店があります。
中華街ですが、長崎名物のちゃんぽんや皿うどんが食べられるお店もたくさんあります。
 
ちゃんぽんや皿うどんが含まれる3,000円～10,000円程度のコース料理もありますので、HPやガイドブックで事前にチェックしておくと良いかもしれません。

1000万ドルの夜景に酔いしれる

さあ、ラストはデートの定番スポット！稲佐山で1000万ドルの夜景を見に行きましょう！
 
稲佐山の夜景は函館の函館山、神戸の六甲山と並び、日本三大夜景の一つです。
稲佐山の展望台までは淵神社駅から長崎ロープウェイで行きます。
 
稲佐山の標高は333m（東京タワーと同じ）で、そこから360度近い大パノラマを展望することができます。
美しい夜景は実際に自分の目で見るのが一番！
ぜひ、足を運んでみてください。