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今回は“待ちの心理考”から一寸一服して最近感じた事を書く事にした。 10月27日の日経夕刊の記事に「タクシーに割引運賃」「休日や長期契約、運転手に指名料金も」と言う記事が載った。 具体的な内容はこれからかと思うが私の所感は、「ようやくタクシー業界も世間並の競争社会になりつつあるな。 ユニクロ現象にみられるような顧客の心理と言うか、要望を反映した変化が出てきたな。」である。 従来だったら考えられない事が、世の中の流れに沿っておきてくる。非常に面白いと思う。 こういった変化に対し経営者はどう受け止めているのだろうか?乗務員のみなさんは? 前向きに考えれば之は非常なビジネスチャンスだ。 真に顧客の事を考え、いろいろアイデアをだし実行すれば、水揚げも増えるし乗務員にも潤うと思われる。 この際、顧客がどんな事を本当に欲しているのか?徹底的に追求すれし、反映する会社が伸びることになるのでは? そして顧客にわかりやすく工夫してPRしたら面白い。 また、毎日、町を走る乗務員は非常に鋭い、新鮮なセンサーだと思う。 情報が非常に武器となる社会において、乗務員が運転していて感じ取った事をうまく吸い上げて処理したら、価値ある“商品”として収益につながると思うが。 以前、どこかで乗務員の情報を基にマーケティングに活用していた話しを聞いた事がある。 保守的な経営者にとっては面倒な事かもしれないが。
何事も立場により、価値観の違いにより、ひいてはお国柄により、こちらの常識は相手によれば非常識となる。又 変化への対応も大きな違いを見せる。
英国で車のシートベルト着用の義務付けの法案を議会に提案したところ激しい反対にあった。 シートベルトを着用すべきかどうかは個人が自由に判断すべき問題で国家が強制すべき問題ではないというものだった。 反対議員の意見を集約すると 「自動車の運転はいかなる危険防止装置をつけようと、危険である事に変わりは無い。 危険であるからと言って、個人の意思に反してシートベルトを義務付けるなら自転車に乗る人も歩く人もヘルッメットをつけねばならない。 まして、シートベルトをつけた方が安全であるとの百%の信頼が無い以上、個人の自由を制限すべきでない。」 結局はシートベルト着用論が勝ちを制したがその決定的根拠は 「シートベルトをしない時の怪我の率は高く、それだけ国民の健康保険負担率が高くなる。 つまり納税者は余計な出費を迫られる事になる」 これは強烈な個人主義・自分のことは自分が責任を持てばよいという欧米らしい考え方だった。 日本の場合はどんな議論だったのだろう。
話はまた変わるが10月12日夜のTVで「おやじ楽団バトル・・・」があった。 「エスカルゴ」というグループ 8人が楽しそうに演奏していた。 「エスカルゴ」はいわゆる個人タクシーのカタツムリマークの乗務員たちのグループで仕事の合間を縫って練習しその成果を発揮し、予選を突破し本選に出場を果たしたのだ。 ドラム・ベース・トランペット・アルトサックス・テナーサックス・キーボード・ボーカルとなかなかのもので、50歳余の人たちが、実に楽しそうに演奏する姿はいきいきしていた。 人生を仕事と趣味を実にうまく使い分けていると感じた。
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●大庭 康作(おおば こうさく)
元矢崎総業株式会社常務取締役 本籍 静岡県 父の関係で大阪に生まれるも疎開で静岡に戻り育つ。 矢崎総業(株)に入社後、工場・営業・事業本部等(異なった事業部を含め) “社内転職”をし2000年9月定年退職した。 退職までは計装本部(タクシー・タコグラフその他)に在籍した。 目下、自由を楽しみながら新しい事にチャレンジ中。
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