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もっと身近にタクシー生活 - 水草

18稿 「タクシー車内の防犯対策」 2005.02.22

タクシー強盗は、年々増加しその手口が悪質になっているということは、周知の事実です。
ある報告書によれば、被害にあった車両は、車外防犯灯を活用していない、防犯仕切板を設置していないなど、防犯体制が不十分であることが多いようです。

昨年、上海に行ったときにタクシーを利用したのですが、運転席と客席の間には天井までの仕切りがありました。後方と助手席にプラスチックの透明な板があり運転手さんが囲まれているのです。同じ車内でも運転手さんとは、全く別の空間といった感じで、日本のタクシーに乗り慣れている私としては、「何もここまで仕切らなくても・・・」とその仕切りが過剰に思えました。道順の説明などの話しかけコミュニケーションがとりにくかったのを覚えています。

また日本とはちょっと違うな~と感じたのは、上海市内を歩いていて、車のクラクションと自転車の呼び鈴が凄まじかったことです。日本ではやたらとクラクションを鳴らす人は少数で、相手に対する苦情が含まれているクラクションを鳴らすこと(鳴らされること)によって、最悪の場合、ケンカに発展してしまうこともあり、本当に危ない局面にならないと鳴らさない人が多いのだと思います。

しかし、私が感じた上海でのクラクションは合図であり、苦情ではありませんでした。上海は車優先社会なので(車、バイク、自転車、人の順)呼び鈴が壊れていたのか遠くから、「ビービービーッ」と叫びながら通り過ぎていく自転車のおじさんまでいて、思わず笑ってしまいました。
主張が強く、事故も多い上海ですが、音を出して知らせるという正直な行動は、タクシーの仕切りにも同じことが言えます。しっかりと防犯仕切板を付けて身の安全を確保していると思えば、囲いのような仕切りも嫌な感じがせず、防犯面では優れていると思いました。(上海では1人で乗車する場合、助手席に乗るのが一般的で、その点も日本とは異なります。)

それに比べると、日本のタクシーでは、後方のみに仕切りがある車両が多く、安全性が高いとは言えません。考え方によっては、防犯の囲いが簡易なものであるということは、乗客との信頼関係を意味し、運転手さんとお客さんが交流を持つことで防犯効果を高めるというメリットもあります。

乗客との関係性(接客サービスへの姿勢)から運転席の周りに鎧のような囲いを付けることは難しいのが現状だと思いますが、ここ近年、タクシーにふりかかる凶悪な犯行をニュースなどで見る限り、いくらコミュニケーションが大事とはいえ、あの防犯仕切板だけでは身の安全を守るのに十分であるとは思えません。本当に悲しいことですが乗務員さん自身も、危険な状況になったときにどうすればよいか、個々のレベルで考えなければならないのだと思います。

安全であるべき場所が脅かされる事件が増加し、つい最近では、安心して買い物ができるはずのスーパーや本来、開かれた空間でなければならない学校など思わぬ場所で事件は起こっています。悲しい事件がこれ以上増えないように、タクシー車内の防犯について真剣に対策を練る必要に迫られています。

タクシー強盗事件の防犯対策 「心構えと対策」のニュースが掲載されています。
東京個人タクシー協同組合
http://www.toukokyo.or.jp/


第17稿 「タクシーサービスと値段の関係」 も読んでみる

バックナンバー もっと身近にタクシー生活

水草

タクシーサイト サポート担当
神奈川県在住。家族は3人、子供(娘)あり。OLを経て、タクシーサイトへ。
タクシーは食事や買い物、旅行先で利用します。
便利で楽しく頼りになる存在、タクシーの魅力を色々な側面から紹介していきたいと思っています。

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