タクシー会社をさがす・料金を調べる・観光する ようこそ ゲストさん ログイン | サイトマップ | サイト内検索 | お問い合わせ

コラム

ホームヘルプ
トップページ / コラム / もっと身近にタクシー生活
もっと身近にタクシー生活 - 水草

17稿 「タクシーサービスと値段の関係」 2005.01.21

夕方、テレビをみていたらタクシーの激化する割引戦争を追った番組がやっていました。タクシーサービスの中で一番直接的なサービスである「割引」。サービス内容は、「初乗りが安い」「以後料金が安い」「長距離割引」など、それらを組み合わせた料金体系は、さまざまです。

テレビ番組では割引サービスを行なっている様々なタクシー会社を利用して、同じ距離を走り、どのくらい差が出るのかを検証していました。
その中でも大阪で導入されている「5.5割引」サービスは、他の割引サービスを大きく引き離していました。料金差額は歴然で長距離利用するとかなり安くなり、利用者側からみるとうれしいサービスです。驚きの結果でした。

「5.5割引」が登場してから、大阪では、普段ならホテルに泊まるお客さんがタクシーに乗って家に帰るようになったとテレビでは伝えており、これは一見、双方(利用者・タクシー側)にメッリトがある画期的なサービスなのではと思いました。

しかし、その一方で、タクシー乗務員さんの給与は、同じ勤務時間、もしくはそれ以上働いても、下がってしまうことがあるようです。労働時間が増え、給与が安いという事態を引き起こしてしまう現実。お客さんに喜んでもらえるサービスとしては、ありがたいサービスですが、やはりしわ寄せは、どこかに起こってしまうものなのでしょうか。
その大阪「5・5割引」サービスは東京にも波紋を広げるというところで、番組が終了してしまいました。

乗務員さんの給与に影響が出たといえば、やはり2002年施行の規制緩和でしょう。
駅前のタクシープールは、昼間、完全に流れが止まり、路上に溢れた果てしない行列をみると心苦しく思ってしまいます。規制緩和によって増えたタクシー車両が、渋滞を引き起こし、逆に台数を制限する規制強化を図る地域も出てきています(仙台市)。
大阪では、白タクや客引き「しゃぶり」行為などの違法行為が行われているのも現実です。もちろん、そういった行為をしていないタクシーのほうが多く、許される行為ではありませんが、そうしなければ生活が成り立たない、という訴えは、切実だと思います。それだけタクシーのおかれている状況は、苦しくなっているのだと感じました。

規制緩和で厳しい状況の中での本音と建前が掲載されているページ
大日本交通日暮里労働組合
http://www.h2.dion.ne.jp/~dainihon/



タクシーの運賃が安くなると利用しやすくなりますが、安ければいいというものでもなさそうです。
お金の価値とは不思議なもので、値段に対する意識は、対象物によって変化します。100円ショップのような激安店での1万円は高いけれど、高級ブランドショップでの1万円はどうでしょうか?

タクシーは他の輸送サービスとは違い、ある程度、個々の要求に答えてくれる利便性があります。
電車・バスが既製品だとすれば、タクシーはオート・クチュールです。そう考えれば、それ相応のお金が掛かるのは納得いくでしょう。それだけに横柄な乗務員のタクシーやタバコ臭い車両に乗ってしまった時は、本当にがっかりします。労働力にお金をかけずに安さを競うサービスだけではなく、お金を払ってでも利用したいサービスが、今後のタクシー事業のターニングポイントになっていくのではないでしょうか。


第16稿 「羽田空港とタクシーサービス」 も読んでみる

バックナンバー もっと身近にタクシー生活

水草

タクシーサイト サポート担当
神奈川県在住。家族は3人、子供(娘)あり。OLを経て、タクシーサイトへ。
タクシーは食事や買い物、旅行先で利用します。
便利で楽しく頼りになる存在、タクシーの魅力を色々な側面から紹介していきたいと思っています。

このコラムに関する皆様の評価をお聞かせください。

 面白かった  面白くなかった  どちらでもない

    

本コラムに関するご意見やご感想がございましたら、サポートセンター へご連絡ください。