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ウエちゃんのタクシー日記/場外編  - ウエちゃん

42稿 「全国タクシー公事(くじ)事件帳控…其の参」 2003.03.11

ウエちゃんがここ数年言い続けている禁煙タクシー!
 全国にその輪が国会の牛歩の如く広がっていきます。
 掲載が遅れましたが2003年1月から小樽市のこだま交通(46両)と、ぜにばこ交通(16両)が全車全面禁煙を実施しています。
 両タクシー会社を経営する阿部社長はタクシー業界誌の取材に対して、
「どうしてもタバコを吸いたい人は他社を利用してくれ!」
 と強気の発言です!パチパチパチ!えらい!
 誰にでも出きることで絶対に出来ないのが禁煙タクシー。頑張って欲しいもんやねぇ!
 ここはアジアの東端の日本国。
 別に無理して他所の国の事は例に挙げたくないのですが、欧米各国では既に30年ほど前から『喫煙者に出世と成功はなし!』のレッテルが貼られています。
 昔の話をしたくはありません!でも一言!ウエちゃんがタクシー運転手になる前にいた業界も、喫煙者に出世の道なし!仕事能力ゼロ!…の業界でした。
 唯、それだけですねんけど…
●沖縄のタクシーに打つ手なし!内閣府沖縄総合事務局も溜息●-沖縄県本島地区
 2002年3月2日(日曜日)
 某大手報道通信社から全国の地方紙向けに配信した記事を見てビックリ!ここまできたんか?アホちゃうかぁ?猛省の色全くなしである。
 以前からウエちゃんが糾弾し続けている沖縄のタクシー。
 地元のタクシー運転手たちからは、
「あしぇ~、ヤクザ社会を向うに回して勇気ある言動さぁ~!」…と賞賛の声を頂く。
 方や上辺でしか沖縄を知らないカンコーでやって来るマレビトたちからは、
「沖縄を馬鹿にするな!」…と罵倒叱咤を受ける。
 しかし、某大手報道通信社が全国に配信するほど沖縄のタクシー業界は、タクシー運転手は腐りに腐りきっているらしい。地元、沖縄のの新聞社が糾弾記事を書いても知らん顔。国土交通省から内閣府沖縄総合事務局を通じてタクシー協会の役員の変更を指導されてもどこ吹く風。
 その某報道通信会社からの配信記事の見出しは…
『「観光の沖縄」泣いてます/過剰タクシー、運転手マナーは最悪-内閣府総合事務局/スポーツ帽にサンダル姿、くわえたばこで信号無視-。』
…という衝撃の見出しである。
 大阪で生活していると大阪のタクシー運転手もかなり質が悪い。ウエちゃんは昔から仕事柄、全国彼方此方に行く。しかし、その中でも沖縄ほどタチの悪いタクシーを経験した土地はない。まぁ、その殆どが本土からの夜逃げタクシー運転手で占められているのも現実である。
 先日も沖縄の真面目なタクシー運転手の一人が離職した。あまりにもタクシー運転手のレベルが低く馬鹿馬鹿しいからである。彼は労働組合の役員である。それも沖縄のタクシー労働者を代表して全国を駆け巡る執行委員の一人である。そんな常識人も一緒に仕事をするのが嫌になる労働環境とはいったいどんなのであろうか?
 沖縄本島のタクシーは過剰供給による実車率低下や、劣悪な乗務員マナーが原因で2002年9月から1年間の期限付きで国内で唯一、タクシー緊急調整地域に指定された。これで新規参入や増車を規制してタクシー会社や乗務員への苦情を減らそうと言う沖縄総合事務局の目論見である。しかし幾度かの抜き打ち巡回などでも一向に改善せず、これに業を煮やした内閣府沖縄総合事務局は4月から違法行為点数制度を導入して、監督、指導の強化に本腰を入れるらしい。
 この数日前に沖縄の地元紙の取材に対して沖縄総合事務局は…「全国でも初の試みです!」と鼻高らかであった。
 そうかそぉか!初の試みか!
 ほんなら今、近畿運輸局などで実施されている違反点数制度はあれはなんやったんやろぉ?

 タクシーのネタを書くと一般の人のほぼ全員が「大嘘を書くな!」…と突っ込んでくれる。
 その反対にタクシー運転手各位からは「こらぁ!一部だけ書かんと、もっと全部書けぇ!」…と此方が遠慮して書いているのを見透かして恫喝してくれる。有り難い事です。
 ほんでもタクシー業界で起こった事を、客とのトラブルをホンマに全部書いたらウエちゃんの命は毎日消えていく。
 タクシーのお仕事はホンマに世にも奇妙な出来事の連続なのである。

●タクシーは世にも奇妙な物語の総合商社?●-宮城県古川市
 2003年2月15日(土曜日)
 夜、宮城県古川市の国道と国道が交わる交差点で、タクシー運転手が路上に血を流して気を失って倒れているのを、別のタクシー運転手が発見して警察に届けた。
 警察は倒れていたタクシー運転手が運転していたはずのタクシーを探すが見当たらず、数十メートル先の側溝に落ちているタクシーを発見した。警察官が側溝に落ちたタクシーを覗きこんでビックリ!後部座席で客も気絶しているのである。しかし何かがおかしい!気絶しているはずの客を揺り起こすと寝息を立てて只今熟睡中である。
 宮城県警・古川署の調べでは事故発生は2月15日の午後9時頃。
 第一発見者のタクーシの運転手から、
「国道と国道の交差点付近に男が頭から血を流して倒れている!」
 と110番が入った!
「これは田舎の一大事!」…と警察官が現場に掛け付けたところ、タクシー運転手が頭から血を流し気絶していた。この運転手が運転していたタクシーは、運転手が倒れていた場所から数十メートルほど離れた道路脇の側溝に車体を落としていた。後部座席では乗客と見られる男性が熟睡状態で発見。乗客には全く怪我も無くタクシーにも目立った損傷は無かった。
 乗客は完全に白河夜船で事故当時の事は全く覚えていない。
 運転手も「いったい何が起きたのかさっぱり解からない?」…と供述している。
 その後談が入っていないので解からないがいったい何があったんやろぉ?
 ホンマに本格的なタクシー・ミステリーである。
 上田教授(阿部寛)、山田奈緒子(仲間由紀江)、矢部刑事(生瀬勝久)にこのトリックを解明してもらいたいものである。
 ほんでもめっちゃギャラが高いやろなぁ?

●嗚呼、不運タクシー強盗!運転手はめっちゃ恐い人だった●-大阪市西成区
 2003年3月5日(水曜日)
 午前9時前。大阪市西成区でタクシーに乗り込んだ客の男が、運転手に刃物を付けつけて現金を要求した。
「おい、こらぁ!カネ出せやぁ!刺すどぉ、こらぁ!ワシは強盗やぁ!」
 と突然、強盗に変身した男性客。
 最近はタクシー強盗が多発しているので、大阪でこんなんは全然珍しくなくなった。
「こらぁ、おのれぇ、誰にその口聞いとんねん!われぇ、強盗かぁ?われぇ、反対に刺したろかぁ!こらぁ!」
 と世の中に恐いものなしの大阪の海千山千タクシー運転手さん。
「うぅぅぅ…」
 とひるむ強盗に、
「オ、マ、エ、は、アホか!こんな朝から売上がナンボあると思うてんねん!こらぁ、強盗!おのれぇ、誰にモノを言うとんねん!こらぁ、絞め殺すどぉ!」
 とナニワのなんでもかかって来いのタクシー運転手サン!
 すると強盗は急に大人しくなり、
「す、すんまへん!ほんなら、いっちゃん近い警察署へ行ってくれまへんかぁ?」
 と強盗のくせして警察出頭を頼み込む始末。
 この親切なタクシー運転手さんは、頭の中で疑問を感じながらも強盗男の要求通りに大阪府警南署まで行き、強盗男はそこで強盗未遂の現行犯で逮捕。
 警察の調べではこの男、路上生活が寒いので刑務所入り志願者だったらしい。
 そんな事でタクシーを使うなやぁ!ボケぇ!
 警告!警告!強盗に告ぐ!強盗に告ぐ!
 下手こいたらぁ、あんたら反対に殺されまっせぇ!
 大阪は気は優しくて力持ち。今は大人なしいけど腕にはちょっと自信がありの、心優しいタクシー運転手さんが多いねんから…(二の腕に錨の刺青があったりして?)


ウエちゃん

タクシー運転手と文筆の二足の草鞋を履く大阪のタクシー運転手
著書・・・
 『笑う運転手/ウエちゃんのナニワタクシー日記』
 『国道の西、夜明けのミナミ/ウエちゃんのナニワタクシー日記』
                    (両著とも…本の雑誌社より刊行)

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