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ウエちゃんのタクシー日記/場外編  - ウエちゃん

23稿 「続・親の心子知らず!」 2002.02.19

まず以前に当コラムに書いた文章を載録します。
 もぉ~一回読んで貰えますやろかぁ?ほんまに、エライすんまへんなぁ!
 こんな事件でした……
 2001年9月25日(火曜)晴 午後3時40分
 大阪市港区天保山にある海遊館より6人連れの観光客が2台に分乗して乗ってくる。
 行き先は大阪市北区大淀中の超高級ホテルのウェスティンホテルである。
 ウェスティンホテルは海遊館からだと、2回ほど曲がるだけのほとんど一本道で所要時間にして約20分、料金にして3000円前後の距離である。
 客は乗り込むなり中国山陰地方のキツ~イ訛りでウエちゃんに行き先のホテル名を告げた後に、
「運ちゃん、高速でいってぇやぁ~!」…と言う。
 ウエちゃんはびっくりして、
「お客さん、高速やったら遠回りやさかいに五千円以上は絶対にかかりまっせぇ!よろしいんでっかぁ?」…と小さい目を丸くして振り向いて言うと、
「それがどないしたんならぁ!それで、えぇんじゃないのぉ?ここへ来た時もそのくらいかかったんじゃけぇ!」…と言う。
 客の話をよく聞くとホテル前の待機タクシーに乗ろうとしたが、客待ち運転手達の人相と態度、服装が悪かったので恐くなり、
ホテルのフロントを通じで無線でホテル指定のタクシーを呼んでもらったと言う。
 田舎から大阪へ遊びに来た人は、大阪のタクシーは恐いという先入観がある為に、ウエちゃんのタクシーに乗って来る時も半分ビビリながら乗って来るのが良く解る。
 ほどなく黒塗りのロイヤル・サルーンのハイヤー仕様のタクシーがやって来た。
 運転手もきちっと身形良くスーツを身に纏い感じの好い運転手だったという。
 運転手はこの田舎から遊びに来た客から、田舎訛りで行き先を海遊館と聞くと、
「それじゃ、阪神高速で行きましょう!速いですから!」…と言ったそうである。
 客は「ワシらぁ、鳥取の倉吉の田舎から出て来て、大阪はなぁ~んも解らんのじゃけぇ、任せるわぁ!」…と運転手に言ったという。
 しかしこの運転手「速いですから!」…の前に「ちょっとだけ遠回りになりますが!」…とは決して言わなかったらしい。ここが大阪の騙し運転手のテクニックである。
 タクシーは20分ほどで海遊館に到着。
 客は「高速で速かったし料金に関しても一流ホテルが呼び出したタクシーだから何の疑いも無かった!」…と言う。
「ほんなら、一般道で行きまっせぇ!」…と言い、客から犯罪者扱いの疑いの目で見られたウエちゃん達の方と言えば、 ちょうど大阪は25日の五十日(ごとび)の集金日と言う事でかなりの渋滞はあったが25分でウェスティンホテルへ到着。
 タクシー料金も3300円であった。もちろんこちらは一般道だから高速代なんて要らない!
 客はキョトンとした泣きそうな顔でウエちゃんを見つめて「運ちゃん!ひょっとしてワシらぁ、騙されたんかいのぉ?」…と聞いて来たので「お客さん! 騙されたなんて人聞きの悪い!足元を見られたんですわぁ!」…と一応は言っておいた。

 そしてウエちゃんの別サイトの連載『WEB本の雑誌』の連載ページ
 http://www.webdokusho.com/
から「ウエちゃんのタクシー日記 69話」もご一読下さい。ホンマにお手数を懸けまんなぁ。
 この二つの話は非常に残念なコトなんですが、ウエちゃんの取材によると同んなじ会社の話のよぉ~なんですわぁ。 しゃあけど別にこの話に出て来はるタクシー会社はんが、大阪でも指折りの札付極悪タクシー会社はんやという事ではおまへんねん。
 むしろ天下の国土交通省運輸局はんから、優良事業者表彰も数々受けており大阪の数多くの報道機関へ契約ハイヤー・タクシーで乗り入れもしてはる 優秀なタクシー会社はんなんですわぁ。
 しかし、不心得な一部の運転手の為にこのような様ですわなぁ。前回の第22稿でも書きましたが『親の心子知らず』…とはホンマにこの事でんなぁ。
 日夜、必死になって頑張ってはる管理職の皆さんは胃が痛くなる思いでしょう。しかし、 こんな微悪な運転手をも撲滅する事で、深夜に女の人が一人でも安心して乗れるタクシーになる第一歩なんやから頑張ってほしいものです。

 これはウエちゃんの知り合いがいつも提唱する『腐ったリンゴ論』の話なんです。
 仮にここに、100個のリンゴが詰まったリンゴ箱があるとしますわなぁ。100個にちょこっとだけ足りへんかったんで1個だけちょっと腐ったリンゴを混ぜて もたんですわぁ。しかし、たった1個腐ったリンゴを混ぜただけなんやけど市場に出たら100個入リンゴのリンゴ箱の全部が腐ったリンゴとして扱われるんですわなぁ。
 99人の真面目な運転手さんが頑張ってはっても、たった1人だけいる不良運転手の為にそのタクシー会社は世間から腐ったタクシー会社と言われてしまうんやねぇ。
 しかし、中には99人がえぇ加減で1人だけ真面目なタクシー会社も某地区にはあるようですが…!
「運転手は仰山おんねんから、一人ぐらいワルがおったかてぇ、しゃぁないでぇ!」
「そんなん一々、管理できるかいなぁ!アホかぁ!お前やって見ぃ!」
 等と言う言い訳はタクシー業界では通用しても世間では通用せぇへんのです。

 先日も一部の新聞(関東地区中心)でこんな事件が報道されました。
 神奈川県警の相模原署は横浜市のタクシー運転手を強盗傷害の疑いで逮捕したそうです。
 このタクシー運転手の自供によると東京都八王子市内からタクシーに乗り、同県相模原市上九沢の市道で料金5050円の支払いを した直後に転手の顔を殴り、首をひもで締めて顔に約2週間のけがを負わせたと言うのです。運転手がクラクションをならして助けを求めたために、 タクシー運転手は何も取らずに逃げましたが、たまたま通りかかった通行人に捕まったそうです。 相模原署での取り調べでは、このタクシー運転手は「金融機関への強盗を計画してタクシーを奪い、客とのトラブルを装って 警察を呼び出し、警察官の短銃を奪おうと思った」と供述しているそうです。
 結論を言えば『タクシー強盗、捕らえてみればタクシー運転手』…と言う事ですな。アホくさぁ~!

 京都のタクシー会社のタクシー運転手さんが、無免許やのにタクシー運転手をやっていた事が関西地区の新聞報道で抜かれました。この事件は近畿運輸局 のホームページ内の自動車部タクシー『タクシー事業者の行政処分』にも出ています。もぉ、こぉなったら訳が解りまへんなぁ!もぉ、あんさん好きにしなはれぇ!…ですわぁ。
 そうこう書いていたら、大阪市交通局の路線バス(世間で言う市バス)の運転手さんが、無免許で市バスの運転手さんをやってはったと言う事で捕まりました。
 そうそう大阪の市バスで思い出しましたが、以前に客を乗せて実車中の大阪市バスの運ちゃんからウエちゃんのタクシーめがけて故意に唾を吐かれた事がありましたなぁ!
 身に降り注ぐ事件が大好きなウエちゃん!早速に車輌の所属車庫・営業所(大阪市大正区鶴町4丁目)に乗り込んで行き、部長とか名乗る 渉外担当の管理職のオッサンに文句を言うたら、
「あんたが、バスの走行の妨害したからウチの運転手が唾を吐いたんや!それがどないしてん!」
 と街のヤクザ顔負けにケツを捲りましたわぁ。おぉ~、恐ぁ~!今でも極道みたいな台詞を吐いて元気にやってはるんやろかぁ?
 まぁ、この話はめっちゃオモロイんでいずれ又……

 ここからはウエちゃんの個人的な意見です。私見です。ほんでも総理大臣が文豪の石原慎太郎さん、 ワイが国土交通大臣兼任法務大臣やったら実現するかもしれません。
 前出の運転手や営業車輌業界に迷惑を懸ける奴は、警察や運輸局に引き渡さずに営業車輌の後に紐で括って市内轢き回しの刑にしたいもんですなぁ。
 ちょっと過激でしょうか?


ウエちゃん

タクシー運転手と文筆の二足の草鞋を履く大阪のタクシー運転手
著書・・・
 『笑う運転手/ウエちゃんのナニワタクシー日記』
 『国道の西、夜明けのミナミ/ウエちゃんのナニワタクシー日記』
                    (両著とも…本の雑誌社より刊行)

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